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 中国、2010年第1四半期の二酸化硫黄の排出量が増加

発表日:2010.05.17


  中国の周生賢環境保護大臣は、2010年1~3月期の二酸化硫黄排出量が前年同期比で1.2%増加したと発表した。中国は温室効果ガス排出レベルの削減に努力しているが、二酸化硫黄排出量は、2007年以来3年ぶりに四半期ベースで増加した。これにより、中国は2010年の排出量削減目標の達成に向け、いっそうの努力が強いられることとなった。対策として周大臣は、汚染物質排出量が多くエネルギー効率の低い産業で、今後数ヶ月のうちに旧型の生産方式を廃止する意向である。周大臣は、この時期の二酸化硫黄排出量の増加原因は、中国の急速な経済成長にあるほか、前年後半から中国南西部を襲っている深刻な干ばつにもあるとしている。2010年第1四半期の中国のGDPは年率で11.9%増加、工業生産が急拡大したことが、中国の排出量削減目標達成の壁となっている。

情報源 中国環境保護部(MEP) プレスリリース
国・地域 中国
機関 中国環境保護部(MEP)
分野 地球環境
キーワード 二酸化硫黄 | SO2 | 大気汚染 | 温室効果ガス | エネルギー効率 | 干ばつ | 経済成長 | 中国環境保護部 | MEP
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