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 探検隊がグリーンランドのフィヨルドで気候変動を記録

発表日:2023.07.10


  2023年7月13日、新しいベルギーの海洋学研究船ベルギカ号がアイスランドのレイキャビクを出発し、南西グリーンランドのフィヨルドでの航海を開始する予定だ。この研究チームは気候変動と氷河の融解がグリーンランドのフィヨルドに与える影響を調査する。これらのフィヨルドは豊かな海洋生命を支え、CO2の吸収源として重要な役割がある。地球温暖化は氷河の急速な融解を引き起こし、氷河の種類は変化している。この変化が、フィヨルドシステムの生物地球化学的、生態学的プロセスに重大な変化をもたらす証拠が増えているが、生態系への影響、海洋食物連鎖と堆積物中の炭素の影響は未知で、北極フィヨルドがもたらす生態系サービス(食物供給、気候規制など)に対するさらなる温暖化の影響はわかっていない。このベルギカ号の探検で、北極フィヨルドの氷河の融解の変化が、一次生産性の低下やより脆弱な食物連鎖をもたらす可能性があるかどうかを調査し、記録と数量化を行う。

情報源 BELSPO News
国・地域 その他
機関 ベルギー連邦科学政策局(BELSPO)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 気候変動 | 生態系サービス | 氷河 | グリーンランド | ベルギー | アイスランド | フィヨルド | 海洋学研究船 | ベルギカ号 | レイキャビク
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