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 ヒンドゥークシュ・ヒマラヤの水、氷、社会、そして生態系:展望

発表日:2023.06.20


  国際総合山岳開発センター(ICIMOD)の報告によると、ヒンドゥークシュ・ヒマラヤ山脈の氷河は、今世紀末までに地球温暖化の影響でその体積の75%を失い、これにより山岳地帯に住む2億4千万人の人々にとって危険な洪水と水不足が引き起こされる可能性がある。報告書では、地域における氷河圏、水、生物多様性、及び社会との関連性をマッピングすることで、氷河と雪の急速な変化が人々と自然に与える影響やヒンドゥークシュ・ヒマラヤの氷河圏が気候変動によって人間の時間尺度では前例のない、逆戻りできない変化を遂げていることを示している。これらの変化は、地域の生態系、水の供給、及び社会に重大かつ長期的な影響を及ぼす可能性がある。氷河と永久凍土の融解は、河川の流れを変え、水資源に影響を与え、洪水や水不足を引き起こす可能性があり、高い標高での温暖化、氷河融解の加速、永久凍土の融解増加、雪被覆の減少、より不規則な降雪パターンなど、影響はますます明確になってきている。

情報源 IEP Home
国・地域 インド
機関 India Environment Portal(IEP)
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境
キーワード 生物多様性 | 地球温暖化 | インド | 氷河 | 洪水 | 山岳地帯 | マッピング | ヒマラヤ山脈 | 国際総合山岳開発センター | ICIMOD
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