国連環境計画(UNEP)の資源管理パネル、エネルギーと農業が最重要課題とする報告書を発表

発表日:2010.06.02

国連環境計画(UNEP)の「持続可能な資源管理に関する国際パネル」は、6月5日の世界環境デーを前に、『消費と生産の環境影響―優先される生産物と素材』と題する報告書を発表した。同パネルは、得られる限りの科学的知見を検討した結果、エネルギーと農業の2部門、特に化石燃料と畜産とが、人間および地球の生命維持システムに対して極端に高い負荷をかけていると結論づけている。人口や消費需要が増大し、貧困軽減も迫られるなかで、環境劣化と経済成長の「比例関係の解消(デカップリング)」が最大の課題だとして、報告書は、製品、素材、経済活動およびライフスタイルについて、環境と資源に与える影響に応じた順位付けを行った。環境への負荷を大きく減らすには、効率のよい市場メカニズム、優れた財政政策等とともに、家庭のエネルギーと食料の消費パターンを大きく改善すること、さらには食生活を、動物性タンパク質から植物性食品へと転換することも必要であると、報告書は指摘している。

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