アメリカエネルギー省(DOE)とマサチューセッツ工科大学(MIT)は、クリーンエネルギーの推進や製品改善等に必要な新素材開発を加速するため、素材の特性に関する画期的な検索エンジン「Materials Project」を公開した。これにより、大学や国立研究所、民間企業等による開発促進が期待される。携帯電話や風力タービン、ソーラーパネルなどの部材に欠かせない「クリティカル物質」(レアアース元素9種を含む14種の重要元素)は、その約90%を中国からの輸入に依存しており、今後の供給不足への懸念から、新素材の開発や既存素材の性能強化がとりわけ重要となっている。今回公開されたツールでは、スーパーコンピュータによって無機化合物の特性を明らかにすることができる。その結果はデータベースに加えられ、すでに1万5000種を超える無機化合物の特性が掲載されている。また、このツールを用いて、すでにリチウムイオン電池、水素貯蔵、熱電変換、燃料電池の電極、太陽光発電などクリーンエネルギー技術に使用できる新素材の発見に成功している。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 太陽光発電 | リチウムイオン電池 | アメリカエネルギー省 | DOE | レアアース | クリーンエネルギー | MIT | 検索エンジン | クリティカル物質 | 新素材 |
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