海外ニュース


 米国エネルギー省とボルボ社、大型トラック燃費向上への技術開発を強化

発表日:2012.01.27


  米国エネルギー省(DOE)マジュムダール次官とノースカロライナ州コブル下院議員は、ノースカロライナ州にあるボルボグループのトラック部門本社を訪れ、拡張工事中の同社技術センターを視察した。DOEは、クラス8の大型トラックで50%燃費向上を目指すスーパートラック計画を実施しており、各社はエンジン効率、空気力学、排熱回収、ハイブリッド化等の自動車技術の開発・改良に取り組んでいる。DOEは同計画によりボルボグループに1900万ドルを支援、ボルボも同額の資金を投入してこの目標達成を目指す。クラス8のトラックは、アメリカの一般道路通行車両の4%に過ぎないが、燃料消費量では20%を占めている。DOEは同計画により、大型トラックの燃費をガロン当たり6.5マイルから、9.75マイルへと向上できるとし、アメリカのトラック産業の国際競争力向上とともに、輸入原油依存度の軽減も期待している。なお、ボルボグループは、工場の製造効率改善プログラムでも、DOEの技術指導の下、製造プラントにおけるエネルギー強度(単位生産量当たりのエネルギー消費量)を約30%削減している。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース プレスリリース(次官の視察予定について)
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境
キーワード 燃費 | アメリカエネルギー省 | DOE | 工場 | 技術開発 | エネルギー効率 | 大型トラック | ボルボ | クラス8 | スーパートラック計画
関連ニュース

関連する環境技術