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 欧州委員会、自動車の安全性と環境パフォーマンスの改善を提案

発表日:2008.05.23


  欧州委員会は、自動車の安全性と環境パフォーマンスの向上を目的とした改善案を発表した。環境に関しては、タイヤが回転する際の抵抗を低減し、燃料消費量の減少につながる「低転がり抵抗タイヤ(LRRT)」の導入を2012年に義務付けることを提案。これは騒音を削減する効果も期待される。また、タイヤの適正な空気圧を維持し、燃料効率を上げ、タイヤの寿命を長くする「タイヤ空気圧監視システム(TPMS)」の導入も2012年に義務付けることを提案した。オランダの応用科学研究機構(TNO)の研究によれば、乗用車の燃料節約の可能性は、LRRTで3%、TPMSで2.5%に上る。新車(CO2排出量が130g/kmと想定)の場合、LRRTとTPMSによって、CO2排出量は7g/km以上減少することになる(内訳は、LRRTで3.9g、TPMSで3.25g)。これらは、2007年2月に採択された、自動車のCO2排出量削減戦略の実施に大いに貢献するものと期待される。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境
キーワード 自動車 | 燃料 | タイヤ | 騒音 | 欧州委員会 | 安全性 | 環境パフォーマンス
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