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 国連、高効率照明の普及拠点を北京に開設

発表日:2012.10.31


  国連環境計画(UNEP)は、2012年10月31日、発展途上国や移行国にLEDなど高効率の照明技術・製品を普及させる拠点として、国際高効率照明センター(GELC)を、中国国立照明検査センター(NLTC)と共同で北京に開設したと発表した。UNEP等のイニシャティブの下、これまでアフリカ、中東、南米、南太平洋等の約50の発展途上国が、2016年までの白熱灯の段階的使用廃止を目指している。UNEPによると、こうした切替により世界の電力需要の5%が削減できるといい、この節約によって不要になる火力発電所は250以上、年間490メガトンのCO2排出が回避できると試算している。GELCでは、途上国・地域の照明技術研究機関を新設または強化し、専門的アドバイス・検査・品質管理・製造方法等の技術普及支援と、政策ガイダンスも行うとしている。途上国の国民にとってLEDは高価だが、政府のまとめ調達や補助金等により、白熱灯から、水銀を含む蛍光灯を経ないで長寿命で環境に良いLEDに直接移行することも可能だという。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 環境総合
キーワード CO2 | LED | 国連環境計画 | UNEP | 高効率照明 | 火力発電所 | 北京 | 白熱灯 | 国際高効率照明センター | GELC
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