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 アメリカ環境保護庁、消費者製品安全委員会と協力しナノ材料の健康影響を研究

発表日:2012.12.11


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、消費者製品安全委員会(CPSC)の協力の下、ナノ材料の健康や環境への影響を評価する研究を行っている。きわめて微小で特殊な性質を持つナノ材料は、衣料品から建築資材、日焼け止めに至るまで多くの製品に使用され、日常生活の向上に寄与するほか、エネルギーやクリーン技術の進歩にも貢献している。しかし新しい技術であることから、EPAおよびCPSCでは、ナノ材料の健康や環境へのリスクを評価し、知見を深めることによって、製造業などがナノ材料を含む製品の安全性を確保できるような手法を特定することが重要であるとし、1)ナノ材料の由来の特定や定量、2)ナノ材料の影響を受ける生物プロセスの研究、3)人体や環境の複雑なシステムとナノ材料との相互作用、4)企業の参加による持続可能な製造工程の構築、5)オンラインによる情報共有、などを重点に研究を進めている。現在、ベランダやフェンス等に用いられる木材処理製品に含まれる銅ナノ材料の曝露影響評価などの研究が行われているという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 健康・化学物質
キーワード 持続可能 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 曝露 | 環境リスク | 安全性 | 環境影響評価 | ナノ材料 | 消費者製品安全委員会 | CPSC
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