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 JFEエンジニアリング(株)、鹿児島県指宿市で地熱発電事業の地熱バイナリー発電設備を受注

発表日:2013.02.20


  JFEエンジニアリング(株)は、鹿児島県指宿市での地熱発電事業から、地熱バイナリー発電設備の設計・建設を受注したと発表した。バイナリー発電方式は、地下から噴出する地熱流体(蒸気・熱水)の熱で低沸点媒体を蒸発させタービンを駆動する発電方式。蒸気に加え、熱水も利用できるため、地熱流体の熱エネルギーを無駄なく高効率に発電することができる。また、発電に利用した蒸気・熱水は、熱交換を終えた後、すべて坑井を通じて地下に還元することができるため、空気中に蒸気や水滴等の排出がなく地熱貯留層を保全する。さらに、空冷式のため白煙や着氷が発生することがなく環境への影響が少なくできる。今回受注した設備は、(株)新日本科学が所有する「メディポリス指宿」の敷地内に定格1500kW級(年間発電量:約900万kWh)の施設規模で計画された地熱発電所に設置されるもの。蒸気と熱水の両方を利用して最大の発電量を得るために、バイナリー発電が採用されたという。2014年9月の稼働開始を予定し、年間約3,000t(一般家庭約450世帯分)のCO2削減が見込めるという。

情報源 JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース
(株)新日本科学 プレスリリース(PDF)
機関 JFEエンジニアリング(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | JFEエンジニアリング | 地熱発電 | 蒸気 | 熱水 | 鹿児島県 | バイナリー発電 | 指宿市 | 地熱資源 | 新日本科学
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