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 大日本印刷(株)、ドライラミネート機向け脱臭装置の排熱をリサイクル利用するシステムを開発

発表日:2013.11.05


  大日本印刷(株)は、子会社の(株)ディー・エヌ・ケーと共同で、ドライラミネート機向け脱臭装置の排熱をリサイクル利用するシステムを開発したと発表した。ドライラミネート機の乾燥装置の排気にはVOC(揮発性有機化合物)が含まれているため、濃縮装置でVOCを濃縮したうえで、脱臭装置でVOCを800℃で燃焼・除去し、脱臭を行っている。これまで、VOC燃焼に使用した熱エネルギーの余剰分は蒸気ボイラーの熱源として利用されていたが、100℃前後の排気はそのまま大気中に排出されていた。今回開発したシステムは、乾燥排気(100℃前後)を回収して脱臭する装置の排熱をリサイクル利用するもの。あらかじめ熱を持つ排気を乾燥装置の温風に活用することで、エネルギー使用量を30%削減できる。両社では、ドライラミネート機を使用している社内の他の工場へ同システムの導入を促進するとともに、他の生産機の乾燥装置に対応した排熱利用システムの開発も進め、エネルギー使用量の削減に努めていくという。

情報源 大日本印刷(株) ニュースリリース
機関 大日本印刷(株)
分野 地球環境
キーワード リサイクル | 大日本印刷 | VOC | 脱臭 | 排熱 | エネルギー使用量 | 乾燥装置 | ディー・エヌ・ケー
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