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 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、革新的ハイブリッドナノ水素ガスセンサーの開発について発表

発表日:2008.08.14


  (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、同機構の産業技術研究助成事業の一環として、大阪大学准教授の大原智氏が、革新的ハイブリッドナノ水素ガスセンサーを開発したと発表した。今日、地球環境保全の見地から、水素エネルギー社会の実現が課題となっているが、そのためには、水素の製造技術、貯蔵・輸送技術、利用技術と並んで、安全性を確保するための水素検知技術が必要不可欠となる。今回開発した水素ガスセンサーは、DNAの折り畳み構造相転移の特性を生かした、パラジウム-DNAハイブリッドナノ構造体を用いたもので、応答速度が高速(検知に1秒以内)かつ高検知濃度(濃度500ppm以上)であり、水素ガス以外は検知しないという、ガス選択性にも優れた高感度センサーである。これにより、家庭用燃料電池、燃料電池自動車、燃料電池パソコンの実用化および普及に不可欠な水素ガスの漏れ検知が、高速かつ高感度、さらに室温で可能になるという。

情報源 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
機関 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO
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