岡山市は、水道施設間の高低差から生じる水圧エネルギーを利用した小水力発電事業を開始すると発表した。同市水道局では、資源循環型の水道システムの構築を目指し、水道施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入などに取り組んでいる。今回開始する事業は、岡山県広域水道企業団の調整池から水道局の配水池に送水している水道管に水車と発電機を設置し、小水力発電所「西大寺小水力発電所」を建設したもの。想定発電量は、年間約576,500kWh(一般家庭約160世帯分の電力量に相当)で、年間約425tのCO2を削減できる。また、発電した電力は、国の「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用し、電力会社に売電するという。