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 中部電力、天竜川水系黒川および小黒川の流水を利用した清内路水力発電所を建設

発表日:2016.03.07


  中部電力(株)は、天竜川水系黒川および小黒川の流水を利用した清内路水力発電所を建設すると発表した。同社では、エネルギー自給率の向上と温室効果ガスの削減に貢献するため、再生可能エネルギーの開発を積極的に進めている。なかでも水力発電は、安定した発電電力量を期待できる。今回建設する発電所は、発電出力5,600kWの流れ込み式水力発電所で、年間発電量は一般家庭約7,100世帯分の年間使用電力量に相当する約2,700万kWhで、年間CO2削減量は約13,000t程度を見込んでいる。2018年度に工事に着手し、2022年度に運転を開始する予定。同社による流れ込み式の新規水力発電所の開発は、1996年に運転開始した平谷水力発電所(出力8,100kW)以来、20年ぶりとなる。同社では引き続き、一般水力や維持流量発電所の開発に努めるとともに、既設水力発電所の設備改修による出力および発電電力量の向上についても計画的に進めていくという。

情報源 中部電力(株) プレスリリース
機関 中部電力(株)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 中部電力 | CO2排出量 | 河川 | 水力発電 | 長野県
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