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 農環研、水田から排出される温室効果ガスの測定手法を標準化

発表日:2016.03.25


  農業環境技術研究所(農環研)は、国際稲研究所と協力して、水田から排出される温室効果ガス(メタンおよび一酸化二窒素)量を測定するための具体的な方法のガイドライン(英語版、第1版)を作成し、国際研究ネットワーク「グローバル・リサーチ・アライアンス(GRA)水田研究グループ」の公式WEBサイトで公開した。ガイドラインは、「推奨される標準手法」、「今後解決すべき問題点」、「本文」および「参考文献」等で構成されている。「推奨される標準手法」には要約と最低限実施すべき測定法に係る標準的手法が記述されており、「今後解決すべき点」には、研究者の間で合意が得られていない測定上の問題点等が記載されている。「本文」は、測定のために必要なノウハウとその科学的根拠が詳細に解説されており、温室効果ガスの排出削減を進めるための、水田における標準的観測手法として、世界各国で広く利用されることが期待されるという。

情報源 農業環境技術研究所 プレスリリース
グローバル・リサーチ・アライアンス(GRA)
機関 農業環境技術研究所(現:農研機構 農業環境変動研究センター)
分野 地球環境
水・土壌環境
キーワード 温室効果ガス | ガイドライン | 農業環境技術研究所 | 水田 | メタン | N2O | 測定 | 国際稲研究所 | 農業環境変動研究センター | GRA
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