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 理研など、半炭化バイオマスを用いた荒漠地土壌の改良の可能性について公表

発表日:2016.06.17


  理化学研究所は、鳥取大学およびボツワナ共和国・農務省農業研究所との国際共同研究グループの「半炭化バイオマスを用いた土壌改良の包括的評価法」に関する成果を公表した。今回の研究は、落葉植物ヤトロファの剪定枝葉から、生のバイオマスと木炭の中間の特性を持つ「半炭化バイオマス」を作製し、ボツワナ共和国の土壌に混合したときの物理的・化学的特性の関係性を明らかにするとともに、植物・微生物共生系へ与える影響についての評価を試みたもの。半炭化バイオマスを用いた土壌改良によって、土壌の団粒構造や保水能力が向上し、植物の茎や根の初期生長が促進されることが明らかとなったことから、植物の生育に適さないとされる荒漠地土壌の緑化、ひいては食糧不均衡問題の解決へ応用できると期待できる結果であるという。

情報源 理化学研究所 プレスリリース
機関 理化学研究所 鳥取大学
分野 水・土壌環境
キーワード 土壌改良 | バイオマス | 理化学研究所 | ヤトロファ | 植物 | 鳥取大学 | 評価 | ボツワナ | 半炭化 | 保水
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