環境省は、平成29年1月~12月における廃棄物の輸出入の実施状況等を公表した。廃棄物処理法(正式名称:廃棄物の処理及び清掃に関する法律)の定められた手続を経て、日本から輸出された廃棄物の量は1,455,077トンで、輸入された廃棄物の量は1,623トンと集計された。輸出報告のあった品目は全て「石炭灰」で、「韓国、香港およびタイ」におけるセメント製造時の粘土代替原料等に利用されていた。一方、輸入報告のあった品目は「廃乾電池、水銀含有汚泥等」で、「台湾、インドネシア等」から資源回収のために輸入許可を得た案件であった。