環境省は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づく廃棄物の輸出確認及び輸入許可の平成30年における実施状況をとりまとめて公表した。これによると、平成30年1月から12月までの間に、廃棄物処理法に規定する手続を経て実際に日本から輸出された廃棄物の量は1,388,452トン(平成29年は1,455,077トン)であり、日本に輸入された廃棄物の量は1,833トン(平成29年は1,623トン)であった。また、輸出報告のあった品目は、全て石炭灰で、相手国・地域は韓国、香港及びタイであり、全てセメント製造における粘土代替原料又は混和材としての利用目的であった。一方、輸入報告のあった品目は、廃乾電池、水銀含有汚泥等で、相手国・地域は台湾・インドネシア等であり、全て資源回収を目的とするものであった。