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 パナソニック(株)、レーザ光を用いた高効率ブラウン管溶融割断リサイクル技術を開発

発表日:2009.07.02


  パナソニック(株)生産革新本部とパナソニックエコテクノロジーセンター(株)は、レーザ光を用いてテレビのブラウン管を溶融割断するリサイクル技術を開発したと発表した。ブラウン管は、前面部と背面部のガラス成分が異なるため、リサイクルするには、それぞれを混在させずに所定の位置で分離する必要がある。今回開発した技術は、従来の工法「熱線方式」に比べて速く、高品位にブラウン管を割断分離できるもので、2011年の地上波デジタル放送完全移行を控えて急増するブラウン管テレビのリサイクル処理の高効率化が可能となる。同技術は、1台あたりの処理時間は50秒と、従来方式の3倍の処理能力を実現したほか、ブラウン管前面部と背面部の混在のない高品位な割断や、多様なブラウン管の種類・サイズの自動判定処理も実現している。同社は、今後は同技術を薄型テレビの処理への活用も検討するという。

情報源 パナソニック(株) プレスリリース
機関 パナソニック(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | パナソニック | テレビ | ブラウン管 | 高効率 | レーザ光 | 溶融割断
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