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 矢野経済研究所、LIB主要4部材の世界市場規模(2018~2020年)を予測

発表日:2018.11.09


  (株)矢野経済研究所は、リチウムイオン電池(LIB)主要4部材の世界市場に関する調査結果を発表した(調査期間:2018年4月~9月)。同調査はアジア(日本、韓国、中国)および欧州等のLIB部材メーカーへのヒアリング等により、民生小型機器用や>車載用などのLIBセル用途や、主要4部材(正極材、負極材、電解液・電解質、セパレーター)の出荷動向、国別の設備投資および部材価格の動向などを明らかにしたもの。同社の市場概況分析によれば、1)2016年に容量ベースで車載用が民生小型機器用を上回り、今後も「車載用LIB」へのシフトが進むとともに、2)「主要4部材」の2017年国別数量シェア55~77%を占める「中国」では、EV補助金枠縮小の影響による一時的な成長率の鈍化が見られるものの、2019年以降はxEV等の生産・販売を促進する「NEV規制」施策の開始による成長が見込まれる。また、3)欧州におけるxEV新車種の上市の予定や、欧州や日本のOEMによる電動化プロジェクトの動きなども追い風となり、LIB主要4部材の世界市場は2018年以降も車載用LIBセル向け材料需要は拡大し続け、2020年に約280億USD規模程度に成長するという。

情報源 (株)矢野経済研究所 プレスリリース
機関 (株)矢野経済研究所
分野 地球環境
キーワード リチウムイオン電池 | 正極材 | 負極材 | 電解質 | 電解液 | 矢野経済研究所 | セパレーター | LIB | LIB部材メーカー
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