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 気象庁、エルニーニョ監視速報(2019年7月)を発表

発表日:2019.07.10


  気象庁は、2019年7月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁は、エルニーニョ(ラニャーニャ)現象などの熱帯域の海洋変動を監視するとともに、毎月1回、当該月の実況および次月以降の見通しを「エルニーニョ監視速報」として発表している。今回の発表によると、エルニーニョ現象が終息したとみられる。一方、インド洋熱帯域は海面水温の高い状態が続いており、現在、太平洋赤道域では、東部の海面水温は平年並となっている。5月に太平洋赤道域の中部に見られた海洋表層の暖水も解消したため、今後、東部の海面水温は平年並で推移すると考えられる。エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、今後秋にかけてはエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高く、インド洋熱帯域の海面水温の高い状態は今後秋にかけて解消していくと見込んでいるという。

情報源 気象庁 新着情報
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 気象庁 | エルニーニョ現象 | 太平洋赤道域 | 海面水温 | エルニーニョ監視 | ラニャーニャ現象 | 熱帯域 | 海洋変動 | 暖水 | インド洋熱帯域
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