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 太平洋セメント、都市ごみ焼却灰の再資源化プロセスに新たな水洗脱塩技術を導入

発表日:2019.12.02


  太平洋セメント(株)は、都市ごみ焼却灰の新たな水洗脱塩技術を開発し、埼玉県内の事業所(熊谷工場)に処理施設を設置した。同社は、さまざまな廃棄物や副産物のセメント資源化を推進しており、都市ごみ処理施設から発生する焼却灰を年間約60,000 トン(主灰:48,000トン、飛灰:12,000トン)再資源化している。再資源化に当たってはセメント原料に好ましくない塩化物を取り除く(脱塩)が必要である。同社は既に、塩化物濃度が比較的高い飛灰の脱塩技術を確立・運用しているが、塩化物濃度は低いものの、処理量が多い「主灰」の脱塩については一層の効率化が課題となっていた。今回、従来の水と混合して脱塩する処理の効率化や、使用水量の大幅な削減を実現するために新たな水洗脱塩技術を開発し、当該技術を活用した新しい主灰水洗処理施設(処理能力:190トン/日)を築造した。熊谷工場で受け入れている主灰の全量を新施設で処理し、資源循環型社会の形成に貢献していくという。

情報源 太平洋セメント ニュースリリース(PDF)
機関 太平洋セメント
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 焼却灰 | 廃棄物 | 熊谷市 | 資源化 | 処理施設 | 埼玉県 | 太平洋セメント | 都市ごみ焼却灰 | 水洗脱塩技術 | 塩化物
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