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 JAMSTECなど、深海探査機による生分解プラスチック長期分解試験を開始

発表日:2020.03.05


  (国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)と日本バイオプラスチック協会は、深海探査機を用いて生分解プラスチックの分解挙動を解明する試験を開始すると発表した。今回の試験に投入される深海探査機は、東京下町の町工場を中心とするプロジェクトに端を発し、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)において開発・改良されたフリーフォール型小型ランダー(投げ込み式の自立型ロボット)。2018年から「江戸っ子1号365型」という製品名で販売されており、タイムラプス映像撮影機能を持つ軽量型モデルをベースに、バッテリー搭載量を改良することで約1年間の撮像を可能とする長期観測モデルとなっている。今回、同機器に研究開発中の材料サンプルを含む、生分解プラスチック製品等を取り付け、深海調査研究船により南鳥島周辺海域に投入し、水深5,000m超の深海底における生分解プラスチックの分解過程を撮影するとともに、回収後にサンプル分析を行うという(設置予定:2020年3月調査航海時)。

情報源 海洋研究開発機構 プレスリリース
岡本硝子(株) ニュースリリース
機関 海洋研究開発機構 岡本硝子(株) 日本バイオプラスチック協会
分野 ごみ・リサイクル
キーワード JAMSTEC | 南鳥島 | 日本バイオプラスチック協会 | 戦略的イノベーション創造プログラム | 生分解プラスチック | 深海探査機 | 分解挙動 | 自立型ロボット | 江戸っ子1号 | 深海調査研究船
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