国土交通省は、令和2年4月1日から道路運送車両の保安基準等を改正し、国際基準(WLTP)に基づく燃費・電費測定を義務化したと発表した。今回、より環境性能の優れた自動車の選択を促すため、燃費の測定に関する保安基準(第8条)等について改正を行なった。今回の改正は、令和元年6月の国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)でWLTPの改正が採択されたこと、また、従来JC08モード法での計測も許容されていた電気自動車(EV)の電費(Wh/km)についても、ガソリン乗用車等と同様に、WLTPにより測定を義務付けることを受けて、これらの国際基準に対応するもの。これまで燃料電池自動車(FCV)の燃費計測は義務付けられていなかったが、今後販売されるFCVについては、WLTPによる水素の燃費(km/kg)を新たに義務付ける。今回の改正により、FCVとEVについてもモデル同士の環境性能をWLTPによって比較することが可能となるという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | EV | 国土交通省 | 環境性能 | FCV | WLTP | 保安基準 | 道路運送車両 | 燃費測定 | 国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム | JC08モード法 |
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