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 東京都、京大スタートアップとペロブスカイト太陽電池の実証開始

発表日:2023.06.19


  東京都は、IoTセンサーに搭載したペロブスカイト太陽電池の屋内における有効性の実証事業を開始する。ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池であり、シリコン系太陽電池に比べ「薄く軽くフレキシブル」で、設置対象の場所の範囲が広く、製造技術開発による大量生産ができることから、製造コスト低下の可能性が有る。また、日本発の技術であり、主原料のヨウ素が日本国内で産出(世界産出量の約30パーセント)されていることからも期待が高まっている。令和5年6月19日に都は、京都大学スタートアップの(株)エネコートテクノロジーズ(設立:2018年)および半導体・集積回路などの電子部品を扱う(株)マクニカと協定を締結した。この協定に則り、ペロブスカイト太陽電池を活用したIoTセンサー5台を設置し、室内のCO2濃度・温湿度・照度を計測、ペロブスカイト太陽電池の発電性能、耐久性、計測精度への影響等を検証する。エネコートテクノロジーズは、ペロブスカイト太陽電池の提供と発電性能等に関する検証。マクニカは、ペロブスカイト太陽電池を搭載したセンサーとシステムを提供。都が提供する同実証事業の実施場所で実証事業を進めていく。

情報源 東京都 報道発表資料
(株)マクニカ プレスリリース
機関 東京都 (株)エネコートテクノロジーズ (株)マクニカ
分野 地球環境
環境総合
キーワード 東京都 | 京都大学 | ヨウ素 | ペロブスカイト太陽電池 | 大学ベンチャー | マクニカ | 次世代太陽電池 | エネコートテクノロジーズ | IoTセンサー
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