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 動物園のゾウを介した茶殻♺モデル(伊藤園)

発表日:2023.06.30


  (株)伊藤園は、“むぎ茶殻” を京都市動物園(京都市左京区)のゾウに給餌し、排出された糞を堆肥化して茶畑に散布する、新たな循環モデルづくりを目指す。動物園の運営では展示動物の餌代が大きなウエイトを占めている。全国各地の動物園で親しまれているゾウも餌代のかかる動物の代表格。ここ数年は主食(乾草)の価格高騰の波を受け、頭を悩ませている動物園も少なくない。(株)伊藤園は“むぎ茶殻”のリサイクル・アップサイクルを積極的に進めている。“むぎ茶殻”がセルロース(繊維質)に富んでいることに着目し、これまでに古紙パルプの一部を置き換えた“むぎ茶殻配合緩衝材”の製品化などを実現している。今回の取り組みは、同社が茶産地で検証を続けている緑茶殻の堆肥化技術の応用を視野に入れて企画された。先ずは 、“むぎ茶殻”を京都市動物園で飼育されているアジアゾウの粗飼料として代替できるか否かを検証する。次に「緑茶殻入りゾウ糞堆肥」を製造し、(株)伊藤園の契約農家が展開する茶畑への散布を試みるという。

情報源 (株)伊藤園 ニュースリリース
機関 (株)伊藤園 京都市動物園
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | セルロース | 京都市 | 動物園 | ゾウ | アジアゾウ | 堆肥化 | アップサイクル | むぎ茶殻 | 緑茶殻
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