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 横田基地でPFAS漏出3回 東京都、国に対応求める

発表日:2023.07.05


  横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会は、PFAS(ピーファス)含む泡消火剤が漏出したことをアメリカ側が認めたことについて国の責任で調査・情報公開等の必要な対応を行うことを防衛大臣および北関東防衛局長あてで要請した。PFASは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称。分解しにくく蓄積性を有することが分かっているほか、人への毒性も指摘されていて、国際条約で廃絶や使用制限がされている。令和5年7月4日、北関東防衛局より「横田飛行場においては、2010年から2012年までの間に3件の泡消火薬剤の漏出があったが、これら3件について、飛行場の外へ流出したとは認識していない、との説明を米側から受けている。米側から提供を受けた資料の内容を確認したところ、2010年1月、格納庫における漏出、2012年10月、ドラム缶から漏出、2012年11月、保管されていた容器から漏出、の3件の泡消火薬剤の漏出があったことを確認した。」と東京都及び基地周辺自治体に情報提供された。都は「発生からかなりの時間が経過しており、速やかに情報提供がなされなかったことは、基地周辺住民の不信感につながりかねない」と遺憾の意を表明した。その上で、漏出場所や漏出量等の詳細な情報を迅速に提供するとともに、国の責任において基地内のPFAS漏出に係る地下水への影響について調査・分析・評価を行い、その結果を公表する等必要な対応を行うこと等を求めた。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 東京都 | 情報公開 | 有機フッ素化合物 | PFAS | 米軍 | 横田基地 | 泡消火剤 | 防衛大臣 | 北関東防衛局長 | ドラム缶
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