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 富士重工業(株)と(株)日立製作所、国内初の港湾外洋上風力発電施設で風力発電システムが本格稼動開始

発表日:2010.07.21


  富士重工業(株)と(株)日立製作所は、(株)ウィンド・パワー・いばらきが建設する「ウィンド・パワー・かみす風力発電所」向けに、両社が共同開発した大型風力発電システムを7基納入し、2010年7月1日から本格稼動を開始したと発表した。ウィンド・パワー・かみす風力発電所は、国内で初めて港湾外の外海に設置された風力発電施設であり、鹿島灘に面した海岸線から約50mの海上に、今回納入した7基の風力発電システムが立ち並んでいる。同システムは、直径80mのローターをタワーの風下に配置したダウンウィンド方式の風車で、定格出力は1基2,000kW。7基合計で、年間約7,000世帯分をまかなえる電力を発電する。洋上は風速が高く、風の変動が少ないため、一般的に内陸に設置した風車に比べて発電量を増やしやすいという利点がある。また、人家から離れた場所に設置可能で、騒音問題や景観問題の解決などの効果も期待できる。さらに、今回採用したダウンウィンド方式は台風などの突風にも強く、日本の海岸線への設置に適しているという。

情報源 富士重工業(株) ニュースリリース(PDF)
機関 富士重工業(株)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 日立製作所 | 富士重工業 | 騒音 | 洋上風力発電 | 景観 | 海岸 | ダウンウィンド | ウィンド・パワー・かみす
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