(株)神戸製鋼所は、冷熱・温熱同時取出しが可能な高効率高温取出機を開発し、平成20年4月から販売を開始すると発表した。新製品は、ビルや工場等の冷房用熱源機である高効率小型水冷インバータスクリュチラーの用途拡大機種として、業界で初めて70℃までの温熱取出し機能と高温で高効率な循環加温機能を追加したもの。省エネルギー性の指標である熱回収COP(Coefficient of Performance)は、冷水7℃/温水65℃条件で4.6、冷水30℃/温水65℃条件で10.0と、業界最高レベルを達成しており、広範囲な冷水/温水条件での運転が可能となっている。同社では、大規模なホテルや病院、工場など、冷熱と温熱を同時に必要とし、かつ60℃以上の温水を必要とする施設等からの需要を見込んでおり、年間50台以上の販売を目標にしているという。