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 東京電力(株)、福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について発表

発表日:2011.04.02


  東京電力(株)は、福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について発表した。同社は、平成23年4月2日、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを納めているピット(コンクリート製の立坑)内に1000mSv(ミリシーベルト)/時を超える水が貯まっていること、およびピット側面のコンクリート部分に長さ約20cmの亀裂があり、当該部分よりピット内の水が海に流出していることを発見。そのため、ピット内の水およびピット近傍の海水をサンプリングし、福島第二原子力発電所へ送って分析している。また、すでに実施している、福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所沿岸部の海水サンプリング(4箇所)に加え、両発電所沖合約15km地点における海水のサンプリング(3箇所)を開始した。同社では、コンクリートの注入による止水処置の準備を進めるとともに、当該ピットへの流入経路を調査し、流入防止対策を講じていくという。

情報源 東京電力(株) プレスリリース
経済産業省(原子力安全・保安院) ニュースリリース
機関 東京電力(株) 原子力安全・保安院(現:原子力規制委員会)
分野 地球環境
健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 経済産業省 | 東京電力 | 海水 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | シーベルト | サンプリング | 流出 | 原子力安全・保安院
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