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 千葉県柏市、清掃工場等の焼却灰から高濃度の放射性セシウムを検出

発表日:2011.07.11


  千葉県柏市は、市内の清掃工場等の焼却灰から、埋立処分可能な濃度レベル(8,000Bq(ベクレル)/kg)を超える、高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。柏市では、平成23年6月27日及び7月3~4日に、市内3箇所の清掃工場等において、焼却灰等の放射能量を測定。その結果、焼却灰の一部から最大約7万Bq/kgの放射性セシウムが検出された。これは、環境省が平成23年6月28日の通知で示した、埋立処分が可能な濃度レベル(8,000Bq/kg)を超えている。そのため同市では、今後の対応として、国による処理基準が定められるまでの間、8,000Bq/kgを超える焼却灰等は、柏市最終処分場等に一時(埋立)保管(一時保管の準備が整うまでは、清掃工場で仮保管)することとした。なお、各施設の排水・排ガスからは放射性物質が検出されなかったことから、施設周囲への拡散・溶出はしていないという。同市では、今後も環境省や国立環境研究所等の協力を得ながら、施設付近で放射線モニタリングを実施し、結果を公表していくとしている。

情報源 千葉県柏市 一般廃棄物焼却施設等における焼却灰等の放射能量の測定結果及び今後の対応
千葉県柏市 報道資料(PDF)
環境省 通知「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて」
機関 柏市
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
健康・化学物質
キーワード モニタリング | 焼却灰 | 環境省 | 最終処分場 | 千葉県 | ベクレル | 放射性セシウム | 高濃度 | 柏市 | 清掃工場
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