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 経済社会総合研究所、天津市の環境保全シミュレーションの結果を公表 (III)都市と農村地域に適した環境・エネルギー技術の導入

発表日:2011.07.27


  内閣府 経済社会総合研究所は、中国・天津市における環境保全シミュレーション結果(III)として、中国の都市と農村地域に適した環境・エネルギー技術の導入による環境改善効果について発表した。同研究では、都市と農村地域が共存する天津市を対象に、簡易湿式脱硫法、石炭バイオブリケット、ヒートポンプ式の熱供給システム、バイオガスといった環境技術を選び、その導入効果(副産物利用による塩類土壌改良効果、植林・バイオガス導入によるCO2削減効果)を評価した。その結果、1)脱硫法から得られる副産物を用いると、天津市の塩類土壌の約1/3を改良でき、農産物の増加をもたらすこと、2)土壌改良地域に植林を行った場合と農村地域にバイオガスを導入した場合のCO2削減量は約1.7%と算出され、CO2削減に効果的であること、3)バイオガス残渣を肥料として利用することにより、農産物の増加と肥料コストの削減に寄与すること、が示された。

情報源 内閣府 経済社会総合研究所 新着情報(ESRI Discussion Paper Series No.269)
機関 内閣府 経済社会総合研究所
分野 地球環境
大気環境
水・土壌環境
キーワード CO2 | 石炭 | 環境技術 | シミュレーション | 脱硫 | 熱供給 | 内閣府 | 天津市 | 経済社会総合研究所 | 塩類土壌
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