農林水産省、農地土壌の放射性物質濃度分布図を公表

発表日:2011.08.30

農林水産省は、宮城・福島・栃木・群馬・茨城及び千葉の6県を対象とする、農地土壌の放射性物質濃度分布図を公表した。この分布図は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、広範囲の農地が放射性物質に汚染されたことを受け、平成23年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」により作成したもの(委託先:(独)農業環境技術研究所)。今後の除染対策等の検討に資するよう、約580地点における放射性セシウム(Cs-137とCs-134の合計)の濃度が示されている。各調査地点では、水田の場合は地表面から約15cm、畑の場合は最大約30cmの土壌が採取され、ゲルマニウム半導体分析装置による濃度測定が行われた。また、福島県については、農地土壌の放射性セシウム濃度と農地上の空間線量率との回帰式をもとに、調査地点以外の農地土壌での放射性セシウム濃度を推計した地図(推計図)も、参考情報として公表された。同省では今後、分布図で高濃度を示した調査地点周辺で調査地点を大幅に拡大し、放射性セシウムの濃度分布を精緻に把握するとともに、推計図についても、福島県以外の県で順次作成する予定という。

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