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 三菱重工業(株)と三菱商事(株)、インドネシアの代替天然ガス合成プロジェクトでインドネシア政府と協力

発表日:2011.09.29


  三菱重工業(株)と三菱商事(株)は、インドネシア政府と、同国に大量に存在する低品位炭を活用して代替天然ガスを合成する大規模なプロジェクトで協力していくことで合意し、フィージビリティ・スタディ(FS)を開始したと発表した。このプロジェクトは、スマトラ島に眠る豊富な低品位炭をガス化して代替天然ガスを製造し、既存パイプラインを通して大消費地であるジャワ島へ輸送しようというもの。具体的には、三菱重工が設計・製作・供給するプラントで代替天然ガスを合成。その際、副生物として大量に発生するCO2は、CO2回収・貯留(CCS)装置により地中深くに貯留することを計画するほか、従来の方法ではこれ以上の増産が期待できない油田を対象とした石油の増進回収(EOR)に活用することも検討する。両社は今後、FSを2012年3月までに完了させ、2017年に代替天然ガス合成プラントの商用運転開始を目指すという。なお、今回のFSは、日・インドネシア両国政府で検討を進める「2国間オフセット・クレジット制度」のもと、同プロジェクトに伴う温暖化効果ガス削減量を新たな排出枠として日本の削減実績に適用することも検討する。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
三菱商事(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株) 三菱商事(株)
分野 地球環境
キーワード CCS | CO2 | 三菱商事 | 三菱重工業 | インドネシア | オフセット・クレジット | FS | 低品位炭 | 代替天然ガス | フィージビリティ・スタディ
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