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 (独)物質・材料研究機構、オイルを浄化できる超高性能ろ過フィルターを開発

発表日:2012.01.27


  (独)物質・材料研究機構は、同機構の先端的共通技術部門 高分子材料ユニット 分離機能材料グループの研究者らが、オイルを浄化できる超高性能ろ過フィルターを開発したと発表した。耐有機溶媒性のろ過フィルターは、超低硫黄ディーセル油の製造、オイルサンド開発における排水処理プロセス、化学工業における溶媒の再利用などに、期待がかけられているが、従来の同フィルターは、酸・アルカリ、加熱などにより劣化しやすく、細孔径が1ナノメートル程度のフィルターでは、水以外の溶媒を透過させることが困難であった。今回、高強度のカーボン膜を形成させることで、約35ナノメートルの薄さでも優れた力学的強度を有するろ過フィルターを作製することに成功した。カーボン膜の内部には、直径約1ナノメートルの流路が無数に形成され、有機溶媒を超高速で透過させることができる上、有機溶媒が配管中を流れる場合、粘度が低い有機溶媒ほど配管中を速く流れ、直径1ナノメートルという極小の流路においても、このような粘性透過が確認されたという。なお、同成果は、JST-CREST「ナノ界面技術の基盤構築」研究領域の研究課題「界面ナノ細孔での液体の巨視的物性の解明」によるもの。

情報源 (独)物質・材料研究機構 プレスリリース
(独)科学技術振興機構(JST) プレスリリース
機関 (独)物質・材料研究機構 (独)科学技術振興機構(JST)
分野 水・土壌環境
キーワード 排水処理 | 物質・材料研究機構 | JST | ナノテクノロジー | ろ過 | CREST | 有機溶媒 | フィルター | カーボン膜 | オイル
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