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 (独)国立環境研究所と(独)産業技術総合研究所、東アジアの森林における二酸化炭素吸収量の多点観測に基づく解析結果を発表

発表日:2008.04.23


  (独)国立環境研究所と(独)産業技術総合研究所は、国内研究機関・大学と共同で、日本、ロシア、モンゴル、マレーシア、タイなど東アジアの森林において数年間にわたり行った二酸化炭素吸収量(放出量を含む。以下同じ)の観測結果を総合的に解析し、二酸化炭素吸収量が森林の種類によって異なる季節変化をすることや、年々の気象変動に大きく影響されていることを解明した。国を越える広い緯度帯の多種多様な森林において、二酸化炭素吸収量を長期連続観測し、総合的な解析を行った例は世界的にほとんどない。陸地の約1/3の面積を占める森林の二酸化炭素吸収量と気候の関係を観測によって明らかにすることは、将来の二酸化炭素濃度や気候変動の予測のために不可欠であり、今後は国内外の研究機関と協力してアジアにおける観測ネットワークを充実させ、森林の二酸化炭素吸収についての科学的事実をさらに明らかにしていく計画という。

情報源 (独)国立環境研究所 記者発表
(独)産業技術総合研究所 プレスリリース
機関 (独)国立環境研究所 (独)産業技術総合研究所
分野 地球環境
キーワード 国立環境研究所
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