JX日鉱日石金属(株)は、同社の子会社であるJX金属敦賀リサイクル(株)の構内に、使用済みリチウムイオン電池からのレアメタルリサイクル設備等を竣工したと発表した。今回、竣工したのは、1)使用済みリチウムイオン電池等からのレアメタルリサイクル設備(LiBリサイクル設備)、2)使用済み小型家電等処理設備(定置炉)[既存設備の能力増強]、3)レアメタル含有汚泥からのレアメタル(インジウム・コバルト)リサイクル設備(In・Coリサイクル設備)の3設備。そのうち、1)は、2010年4月から実施した経済産業省の「使用済みリチウムイオン電池等からコバルト、ニッケル、マンガンおよびリチウムを回収する実証化試験」の結果をもとに、早期の商業化を見据えて最終事業化計画策定に取り組むべく、不純物の除去強化や乾燥梱包などのための新たな設備を導入したもの。これらの3設備は、経済産業省の希少金属利用産業等高度化等推進費補助金(レアアース等利用産業等設備導入事業)の交付の対象で、従来に増してレアメタルの安定供給確保と循環型社会構築に資することができるという。
情報源 |
JX日鉱日石金属(株) ニュースリリース
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機関 | JX日鉱日石金属(株)(現:JX金属(株)) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | リチウムイオン電池 | 循環型社会 | 経済産業省 | レアメタル | 汚泥 | 使用済 | 小型家電 | JX日鉱日石金属 | LiB |
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