自然環境保全欧州センター、地域と生物多様性のための欧州学習ネットワーク第1回会議を開催
発表日:2012.12.13
自然環境保全欧州センター(ECNC)は、「地域と生物多様性のための欧州学習ネットワーク」第1回会議を開催した。これは、生物多様性と生態系サービスの価値を重視する「経済のグリーン化」を、地域や市町村で実施することの重要性について認識を共有することを目的に、ECNCが国連環境計画や地元自治体とともに開催したもので、国際機関やNGO、地域ネットワーク等、欧州全域より80名超が参加した。会議では、「グリーンインフラと自然再生」、「グリーンエコノミー―自然資本の復元」、「グリーン連携―コミュニケーションとトレーニング」の3つの分野横断的なテーマについて議論を行った。その結果、参加者らは、生物多様性と生態系サービスはグリーン経済における重要な柱であり、市民や持続可能な企業の地位向上、パイロット地域での実践方式の学習なども強化できると結論付けた。さらに、経済発展の新しい機会となり、地域の雇用も生み出す「地域経済のグリーン化」こそが、将来のための唯一の方法であるとまとめている。
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