アメリカ国立科学財団、生物多様性が社会にもたらす意外な恩恵等をビデオやスライドで特集
発表日:2014.04.17
アメリカ国立科学財団(NSF)は、アースデーの特別企画として、生物多様性が生態系や経済にもたらす意外な恩恵等をビデオやスライドで紹介している。地球上の生物はすべて、生き残るためのメカニズムや生態学的な役割を進化させてきた。たとえば、ヤモリは壁や天井を這うことができる足を持つ。最近の研究で、そのナノレベルの構造による粘着力の物理的原理が明らかになり、これを応用して新たな接着剤や壁を登るロボットが開発されたという。NSFは今回の企画で、1)こうした生物多様性の研究が技術革新や経済成長、社会的恩恵をもたらした事例10件を紹介するスライドショー、2)脳疾患・障害(統合失調症、パーキンソン病等)の研究方法の開発に寄与した2つの微生物に関するビデオ、3)国内全土の生物多様性の長期的なデータ収集を目的とした「全米生態観測ネットワーク」(NEON)を紹介するビデオ、4)生物多様性がもたらす生態学的恩恵や技術革新、環境変化による生物多様性への影響を測る技術等をテーマとした科学者らとのビデオ通話、を提供した。
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