イギリス自然環境研究会議、食料生産や水質、栄養循環を支える土壌の研究プロジェクトに700万ポンドを投入
発表日:2014.10.13
イギリス自然環境研究会議(NERC)とバイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)は、現在の世界的課題(食料、水、エネルギー安全保障、気候変動等)への対策の鍵となる、土壌の研究プロジェクトに総額700万ポンド超を提供する。土壌は食料供給、水の貯留・ろ過、栄養循環等を行う、生命維持システムの基盤である。増大する世界の人口を養うには2030年までに食料を50%増産する必要があり、土壌科学は極めて重要である。今回の投資は、1)「博士課程研修センター」の取組として、最新の知識と技能を持ち、土壌生態系の複雑性やその環境中の役割を理解する次世代科学者を育成するプロジェクト1件、2)BBSRC等による「持続可能な農業生態系のための土壌・根圏の相互作用(SARISA)」プログラムの取組として、土壌と根圏微生物群集の相互関係を研究するプロジェクト4件、3)土壌安全性プログラム・上記プロジェクトを他の研究と関連付ける土壌コーディネーターの指名、の3種の取組でのプロジェクトが選ばれた。
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