ドイツ、鉱物性建設廃棄物のリサイクルを90%に向上
発表日:2015.02.12
ドイツ連邦環境省(BMUB)は、「建設部門の循環型経済」の取組による鉱物性建設廃棄物のモニタリング報告書の提出を受けて、鉱物性建設廃棄物のリサイクル率が90%以上に達したことを発表した。BMUBは、この高いリサイクル率は、建設部門の高い資源効率性を裏付けると共に、同部門が持続可能なリサイクルの牽引役になっていると評した。鉱物性建設廃棄物の発生量や再利用状況について記された同報告書は、1996年から2年おきに建設業連合である「建設部門の循環型経済」によって発行され、BMUBに提出されてきた。今回の報告書は2012年の公式データに基づくもので、ここ数年来、建設業界の責任をはるかに上回る成果を達成したとしている。同廃棄物の再利用は継続的に増加し、2020年から発効するEUの野心的な利用目標を既に数年前からクリアしているという。BMUBのアドラー次官は「建設業界は、住居建築や交通インフラ近代化のエネルギーシフトを実施していくうえで、政府の重要なパートナーである」と評価している。
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