アメリカ国立科学財団、生物多様性コレクションを拡張する取組に新たに助成金を拠出
発表日:2015.08.20
アメリカ国立科学財団(NSF)は、アメリカにおける生物多様性コレクションを拡張するプロジェクトに新たに助成金を拠出すると発表した。これは、個々の機関が保存している生物種の記録を統合および電子化し、科学者などが利用しやすくする「生物多様性コレクション電子化推進(ADBC)」プログラムの第5期の助成となる。プロジェクトは、「テーマ別コレクションネットワーク(TCN)」と「既存ネットワーク参加パートナー(PEN)」の2種類の枠組みで実施し、計7件のプロジェクトに計580万ドル以上拠出するという。TCNは、生物多様性の重要課題に焦点を当て、研究目的のデータ利用を促進する。例えば、TCNプロジェクトの1つ「微小菌類コレクションコンソーシアム」は、31州の38機関にまたがり、北アメリカの120万種以上の微小菌類の記録を電子化するという。PENは、新規のTCNに参加する準備が十分に整っていない機関が、既存のネットワークにコレクションを追加できるようにする枠組みとなっている。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS