イギリス、イングランドに大雨と洪水への警報を発令
発表日:2015.12.26
イギリス環境庁は2015年12月26日、イングランド北西部のランカシャー州と同北部の北・西ヨークシャー州の各地で続く大雨に関して、生命の危険に関わる重大な洪水警報(12件)を発し、住民に迅速な行動と備えを呼びかけた。また、イングランド北部全域の住民に対し、洪水のリスクを確認してこれに備え、移動の際は注意するよう促した。同地域では前夜に降った大雨が同日も続く見込みで、川の水位が上昇し地盤の水分も飽和状態となっており、洪水による住民への被害が拡大する恐れがある。また、イングランド中部のセヴァーン川流域でも週末から月曜日にかけて洪水の危険があり、上記の重大な警報のほか、イングランド全域で計265件の警報が発表されたという。同国気象庁によると、イングランド北西部のカンブリア州では2015年、観測史上最も雨の多い12月となる見込みで、1日以降、同州の多くの地域で月間雨量が平年の2.5倍を超えている。環境庁のチームは救急隊と緊密に連携し、24時間体制で洪水防止材の検査・保守、水位の監視等を続けるという。
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