欧州委員会統計局、欧州都市住民の大気質と騒音レベルへの満足度調査結果を公表
発表日:2016.06.03
欧州委員会統計局(Eurostat)は6月5日の世界環境デーを前に、2015年に欧州の83都市の住民を対象に実施した、大気質と騒音レベルへの満足度に関する調査結果を公表した。これによると、EU加盟国の首都の間では結果が大幅に異なり、大気質への満足度は22~88%、騒音への満足度は31~82%だった。しかし、大部分の首都で、住民は概ね大気質・騒音ともに満足しているという。具体的には、大気質に「非常に満足」または「どちらかといえば満足」と回答した住民が最も多いのはダブリン、ウィーン、ヘルシンキ(各88%)、最も少ないのはブカレスト(22%)、次いでソフィア(28%)だった。加盟28ヵ国のうち20の首都で住民の大半が大気質に満足していた。また、騒音レベルに「非常に満足」または「どちらかといえば満足」との回答が最も多かったのはダブリン(82%)、次いでヘルシンキ(81%)、ルクセンブルク(79%)、最も少ないのはブカレスト(31%)となり、21の首都で住民の大半が騒音レベルに満足していたという。