中国環境保護部、5つの新たな汚染物質排出基準を公表
発表日:2016.09.07
中国環境保護部(MEP)は、船舶用エンジン、オートバイ、エンジン付き自転車、軽量ハイブリッド車、苛性アルカリおよびポリ塩化ビニル産業からの汚染物質の排出限度と測定方法を定める5つの新たな基準を公表した。これらの基準は、中国国務院が公表した大気と水の汚染防止および制御のための行動計画を実施するためのもので、粒子状物質(PM)、窒素酸化物(NOx)、二酸化硫黄(SO2)による汚染を大幅に削減する可能性があるという。また、主要産業に対する排出基準の作成と改訂を通じて、産業の変革と改善を促すものでもある。オートバイに対する新基準は、2019年7月1日以降に新規で販売・登録される全オートバイに適用され、発効後3年後には特段の対策のないケースと比べ、耐用年数を通じて一酸化炭素(CO)を約650万トン、炭化水素類(HC)を約200万トン、NOxを約30万トン削減できると見込まれている。また、2014年以降に生産・販売台数が急増しているハイブリッド車について、新たな測定方法によって排出量を正確に推定する。
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