中国、2016年3月4日の大気質状況を発表
発表日:2016.03.05
中国環境保護部(MEP)は、主要都市の2016年3月4日の大気質の状況と数日先までの予測を発表した。それによると、3月4日は国内の338都市(地級市以上)のうち180の都市で、不利な気象条件と汚染物質の排出のため大気質基準が達成されなかった。北京-天津-河北地域では、13市のうち北京が厳重汚染、そのほかの都市は重度、中度、軽度の汚染であった。この地域のPM2.5、PM10の平均値はそれぞれ161マイクログラム/m3、242マイクログラム/m3で、前日よりそれぞれ8.8%、9.5%上昇した。北京での主要汚染物質はPM2.5で、日平均濃度は315マイクログラム/m3であった。ただし、砂塵の影響で3月5日0時には主要汚染物質がPM2.5からPM10に変わり、同9時までにPM10の時間平均濃度は283マイクログラム/m3となった。北京-天津-河北地域およびその周辺地域の予測として、3月5日は砂塵の影響で短期のPM10汚染や地域的な大気汚染の可能性があるが、3月6日~11日は、大気の拡散条件がよく大気質は良好となる見込みだという。
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