EPA、粒子状物質の組成と健康影響に関する研究を支援
発表日:2009.04.03
アメリカ環境保護庁(EPA)は、粒子状物質の組成と健康影響との関係に関する研究に対して、4つの大学に研究資金を提供することを発表した。粒子状物質は、直接排出された物質と、大気中の反応で生成された物質とで構成される複雑な混合物である。環境中の粒子状物質に曝露したことで生じる健康影響としては、早期死、呼吸器官の悪化、循環器疾患、喘息の悪化、急性呼吸器疾患、慢性気管支炎、肺機能の低下、心臓発作のリスクの増大などが挙げられる。今回、資金提供を受けるのは、ジョージア工科大学、ノースカロライナ州立大学、カリフォルニア大学、アイオワ大学の4大学。この補助は、2つの異なる研究領域、すなわち疫学と大気工学の架け橋となるものであり、EPAの担当者は、両分野の専門的研究者の協力によって、大気汚染物質の組成や汚染排出源と、健康問題との関係に関するデータ、手法及びツールについて、大きな進展が得られることを期待している。
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