国際エネルギー機関、2018年のOECD加盟国における電力源の傾向を報告
発表日:2019.04.17
国際エネルギー機関(IEA)は、OECD加盟国で発電に使われる資源(電源)の2018年の傾向を報告した。それによると、OECD加盟国の正味発電量は前年比で1.9%増の1万682テラワット時(TWh)となり、その電源構成で天然ガス(27.4%)が石炭(25.4%)を初めて上回って最大の電源となった。石炭の比率は2014年以降減少している。再生可能エネルギー(再エネ)は2008年比で9.8%の増大となり、天然ガスと並んで電源構成の27.4%を占めた。特に太陽光の増加は著しく(+18.9%)、発電量の前年比の増加は全電源中で最大だった。これはアメリカ(+25.2%)、日本(+21.8%)、ドイツ(+17.4%)が牽引した。風力発電量は前年比で7.5%増加し、イギリス(+14.1%)、アメリカ(+8.1%)、ドイツ(+7.5%)が中心だった。可燃性再エネ(+4.2%)と地熱(+4.9%)の発電量も増加し、再エネは2018年の発電量増加の71.8%を占めた。このほか原子力は17.5%を占めた。
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