アメリカ海洋大気庁、2019年6月の世界の平均気温が最高値を更新と確認
発表日:2019.07.19
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2019年6月の世界平均気温が2016年に記録した最高値を上回り記録を更新したことを確認した。これはアメリカ航空宇宙局(NASA)や欧州中期予報センター、日本の気象庁のデータとも一致しているという。2019年6月の世界の平均気温偏差は+0.95℃で、記録のある1880年以降で最も高くなった。陸上気温偏差は+1.34℃、海面水温偏差は2016年とタイの+0.81℃でともに最高値である。6月の高温上位10位のうち8位の1998年6月を除くと、すべて2010年以降の記録である。世界の平均気温は、6月としては43年連続、月としては414ヶ月連続で20世紀平均を上回った。陸上気温の地域別では、欧州、南米、ハワイ、アフリカで史上最高、アジアでは8番目の暑い6月となった。2019年上半期の世界の平均気温も2017年とタイの史上2位の高温であった。2019年6月の海氷域は、北極圏では1979年以降で2016年に次いで2番目に小さく、南極では史上最小となった。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS