ドイツ連邦環境庁、ドイツ経済で環境分野は依然堅調と報告
発表日:2020.02.18
ドイツ連邦環境庁(UBA)は、ドイツ経済において環境分野は重要な要素であり、環境保護に関するドイツの生産、販売、国際取引、研究、特許申請の実績は依然大きな位置を占めていると報告した。ドイツ企業は2017年に860億ユーロを上回る環境保護製品を生産し、これはドイツの工業生産の約6%にあたる。環境保護製品の貿易におけるドイツのシェアは13.6%で、14.9%の中国に続いて第2位となっている。一方、ドイツが世界の特許出願に占める比率は2002~2006年の18.2%から2012~2016年には13.5%へと低下した。エネルギー転換により気候保護分野における技術革新のペースは加速しているが、騒音対策や廃棄物、廃水処理の分野に目立った進展はなかった。UBAは革新的な技術とビジネスコンセプトを持つ「グリーンスタートアップ」のための基金創設を提案し、新興国および発展途上国において急成長している環境技術市場及び持続可能なインフラを考慮した支援も重視している。
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